MSX-BASICの勉強を始めました。
そもそもMSXって何?
筆者と同世代のオッサンなら大体聞いたことはあると思う。MSXでめっちゃ遊んだという方は筆者と共感できると思う。
PCが各家庭に普及し出したころの80年代の8bitパソコン
主に日本、韓国、ブラジル、オランダなどで流行ったPCだそうだが、その販売台数400万台中、半分以上は日本での売り上げだそうだ。だけど、日本人に聞いてみると、当時日本ではファミコンというゲーム機が超優勢だったため、MSXの認知度はそこまでないらしい。
しかし、韓国ではちょっと違った。韓国ではファミコンはあまり流行らず(筆者の記憶によれば)、MSXやApple IIのような8bit PCが流行った。おそらく、教育熱の熱い韓国ではファミコンのようなゲーム機は「教育上良くないもの」、MSXのようなPCは「教育上推奨すべきもの」という認識が強かったためなのではないかと思う。アメリカではAppleが優勢だったため、MSXはあまり認知されていなかったようだ。
とにかく、筆者は小学5年生の時、友達の家に遊びに行って初めて見たMSXに非常に興味をもった。中学生の時はMSXでだいぶ遊んだものだ。だけど、当時MSXはAppleと比べ、単なるゲーム機みたいなイメージがより強く、親が買ってくれないのではないかと心配となり、Apple IIをお願いして買ってもらった。MSXはいとこが持っていたので、毎週末はいとこの家に遊びに行って泊まりで遊んだものだ。Apple IIはMSXと比べ、グラフィックも劣るし、ゲームソフトも少なく、本当はMSXがとてもほしかったのだが、Apple IIで我慢したものだ。だけど、Apple IIはMSXより安くて、モニターとDisk drive付きでMSX本体と同等の値段だったのが、親にお願いができた決定的な要因だったかもしれない。日本ではApple IIはあまり認知されていないようだが、韓国ではApple IIもMSXと同じぐらい流行っていたと思う(当時のクラスメートに限ると)。
とにかく、オッサンになって、MSXがとても恋しくなった。Appleも恋しくなるが、Appleに関してはネットであまり情報がなく、MSXほど魅力的ではなかったのかなと思う。MSXは今もemulatorが充実して、MSX ゲームやBASICプログラミングに関するネットの情報もたくさんある。
当時MSX-BASICでゲームを作るのが夢だったが、韓国ではMSXに関する本や雑誌が日本みたいにたくさんなく、お金もなかったし、コードを理解できる頭もなく、断念するしかなかった。今になって、あのとき断念したMSX-BASICを大人の脳みそでもう一度勉強して見たくなった。今は、当時と比べ、本や雑誌がなかなか入手できず、勉強には困難がややあるが、いろんなブログでMSX-BASICを教えてくれるし、古本では何冊か入門的本を入手することが出来る。今の時代にこんなに古いプログラミング言語を習ってどこに使うんだという気もするが、あの時、理解出来なかったことが理解できるようになりたい。
MSX-BASICの基本を教えてくれるブログがあるので、リンクをつける。初心者でも着いて来れるようにやさしく説明してくれるんだ。超助かるし、超うれしい。
ここで疑問に思う人もいるかもしれない。MSX-BASICが習得できたとしても、どうやって動作させるんだ?MSXという古いPCをネットで購入する手もあるかもしれないが、今の時代はemulatorというフリーソフトがあるので、普通の自宅のPCでMSX emulatorをインストールするだけで、MSXを動かすことができるのだ。
代表的なemulatorにはBluemsxというフリーウェアがある。
インストールは面倒というのであれば、ホームページのアドレスを入力するだけで、すぐ使えるemulatorもある。